突然ですが
皆さんは7つの感覚を知っていますか?
5感と呼ばれる
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
は馴染み深いと思います。
それ以外にも
体の傾きや動きを感じる前庭覚、
筋肉や関節の状態を感じる固有覚
と呼ばれる感覚があり
これら二つを合わせて
私たちは7つの感覚により
周囲の状況を把握し、行動しています。
感覚統合論で有名な
エアーズ博士は7つの感覚の中でも特に
触覚・前庭覚・固有覚が
大切だと強調しています。
そこで今回は
それら3つの感覚について
お話したいと思います。
①触覚
触覚は触ったり、
触れられたりすることを
感じる感覚のことです。
触覚には4つの役割があり
①気持ちを落ち着かせる
②防御する働き
③識別する働き
④体の地図を把握するはたらき
です。
運動面の発達において
この中で重要になってくるのは
④です。
私たちは皮膚から感じる触覚を通して
自分の身体の輪郭を感じることが
できます。
つまりこれは
私がこれまで何度も話してきた
ボディーイメージに
大きく関わっているんです!
②前庭覚
前庭覚は自分の体の傾きやスピード、
回転を感じる感覚です。
主に5つの役割があります。
①覚醒を調整するはたらき
②重力に抗して姿勢を保つ働き
③バランスを取る働き
④眼球運動をサポートするはたらき
⑤体の機能を把握するはたらき
です。
運動面の発達において大切なのは
③⑤です。
バランスをとる時に
自分の体が
そのくらい傾いているかを
素早く感じるために
前庭覚が必要です。
また、前庭覚は後述する
固有覚とともに⑤の働きをします。
詳しくは
後述しますね。
③固有覚
固有覚は自分の体の位置や動き
力の入れ具合は感じる感覚で、
筋肉や関節の中に受容器があります。
役割は主に7つ
①力を加減するはたらき
②運動をコントロールするはたらき
③重力に抗して姿勢を保つはたらき
④バランスをとるはたらき
⑤情緒を安定させる働き
⑥体の地図を把握する働き
⑦体の機能を把握する働き
です。
運動面の発達において
大切なことは
⑤以外すべてです!!
重いものや柔らかいものを上手に運んだり
できるのは
①の役割です。
ジェンガなどでゆっくりと
手を曲げ伸ばしできるのは
②の役割です。
また⑥は
ボディーイメージと大きく関与しています。
⑦は先程述べた前庭覚とともに
「どのように手足を動かすことが
できるのか」
「自分には、どの程度の
運動能力があるのか」
を把握する役割があります。
さいごに
いかがだったでしょうか?
感覚とはいえ
実は運動にも
大きく関わっているんですね!
だからこそ
近年「感覚統合」という言葉を
ママもよく聞くようになったと思います。
感覚統合遊びが知りたいママ
ぜひあみに相談してみて下さい!
それではまた、
お会いしましょう✨
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