こんにちはあみです!
現代の日本では
10人に1人が低出生体重児で、
少子化の中、
1000g未満の超低出生体重児は
増加しています。
今回はそんな増加傾向にある
小さく生まれたお子さんの
体の特徴について
お話します。
小さく生まれた子供の身体の特徴
①nicu編 生まれたその日~3ヶ月頃まで
小さく生まれたお子さんは
正期産児と比べ、
①落ち着きにくい
②筋緊張(筋肉の張り)が
強かったり弱かったりする
③姿勢が不安定になりやすい
④哺乳不良の場合がある
といった特徴があります。
筋緊張のところは少し分かりづらいかも
しれないですが、
筋緊張が高い子の場合
・手足を突っ張る
・反り返りが強い
・姿勢が乱れやすい
などの特徴があります。
低緊張の場合は
・手足が床にだらんとついてしまい
良い姿勢が保てない
特徴がみられます。
②生後4~6ヶ月編
本来、4ヶ月頃になると
・仰向けの時は
頭は真っ直ぐ正面を向く
・うつ伏せ時は
首が座り、頭をあげて
肘で身体を支えられる
ようになります。
しかし、小さく生まれたお子さんは
・仰向けでは
向き癖があり、頭の変形がみられる
・うつ伏せを嫌い、
反り返って泣いてしまい、
うつぶせで遊ぶことができない
場合があります。
生後7~9ヶ月編
この時期の小さく生まれたお子さんは
・両手で遊んだり、
足を持って遊ぶ経験が少なく
体幹の力が弱い。
→その影響で仰向けのまま
足で床を蹴って移動する
「背這い」がみられる。
・うつ伏せでは
頭や体を持ち上げることができず
つぶれてしまう。
・本来消失するはずの
反射が残っており、
手のひらを地面につけなかったり、
体に左右差がある。
・お座りの際は
背筋を伸ばすことができず、
頭のみ伸びてくる。
・手で体を支えてなければ
おすわり出来ず、
おもちゃを取ろうとすると
転んでしまう。
などの特徴がみられます。
生後10~11ヶ月編
この時期は
・四つ這い姿勢やはいはいができず
両手・両足が同時に出る
ずり這いで移動する。
・座ったまま移動する(シャフリング)
・物によりかかり、
足でしっかり体を支えられない
つかまりだち。
→そのため伝い歩きへと移行できない
などが見られます。
いずれの姿勢でも
体を支える力が弱く、
移動能力が遅れることが多いです。
生後12ヶ月編
この時期の特徴は
・寄りかかったつかまり立ちのため
つかまり立ち→ひとり立ちへ
移行できない。
・手をつないでも
腰がひけて足が出ず
歩くことが難しい。
・歩行器に乗っても
足を交互に出すことが難しく
交互に振り出すことができない。
などがあります。
小さく生まれたお子さんは
手足や体幹の支えが弱く
歩き始めが遅れることが多いです。
さいごに
今回は小さく生まれたお子さんの
体の特徴について
お話しました。
小さく生まれたお子さんは
特に病気や障害が無くとも
入院期間が長く、
刺激が少なかったり
仰向けで過ごす時間が長かったり
運動の経験が乏しかったりして
発達がゆっくりになることがあります。
今回の特徴に対する対策は
またブログに書くので参考にしてみて下さい✨
小さく生まれたお子さんの発達で
お悩みのママは
あみにいつでも
相談してください。
それではまた
お会いしましょう!
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